NEC(矢野薫社長)が1月28日に発表した2009年度(10年3月期)の連結決算は、売上高が8254億円(前年同期比13.0%減)と減収、営業利益でマイナス75億円(前年同期はマイナス248億円)、経常利益でマイナス64億円(同マイナス498億円)、最終利益でマイナス96億円(マイナス1308億円)と赤字が続くものの、前年同期より圧縮する結果となった。

 売上高は、すべての事業で減少。なかでもITプロダクトの売上高497億円(前年同期比23.6%減)、ネットワークシステムの1787億円(同18.6%減)などが大きく響いた。営業利益も、ITプロダクトが8億円減の12億円、ネットワークシステムが73億円減でマイナス7億円だった。一方、ITサービスが売上高で1899億円(1.2%減)だったものの、営業利益で20億円改善の36億円と堅調に推移した。

 通期予測は、売上高3兆6600億円(前年度比13.2%減)と3兆円規模に縮小するものの、利益で営業利益が600億円(前年度はマイナス62億円)、経常利益400億円(同マイナス932億円)、最終利益100億円(同マイナス2966億円)と、昨年10月から修正していない。小野孝雄・取締役執行役員常務は、「第3四半期までの実績は、ほぼ計画通りに進捗している」と、通期見通しの黒字転換を示唆した。なお、2月25日には中期計画を発表する予定。

小野孝雄・取締役執行役員常務