東京・八王子のソフトウェア開発会社、ライジングサンコーポレーション(坂本佳子社長)は、市内の小規模製造業向けに開発しているアプリケーションを、個別企業の要望に応じてセールスフォース・ドットコム上で開発することを検討している。

 汎用アプリケーションを導入するには資金に余裕のない地元製造業に対し、企業個別に必要な業務システムをセールスフォースのクラウド基盤「Force.com」などを活用し、受託開発する方針。計画では、従業員10人程度の小規模製造業間でやり取りする図面の管理や、企業内にあるCADのライセンス管理などを個別開発する。

 同社は1982年の創業。大手SIerの下請けソフト開発や派遣事業を手がけてきた。従業員は若手開発者を中心とする14名だが、「下請けや派遣だけでは、事業継続が難しい情勢にある」(坂本社長)と、独自開発アプリケーションを製品化。運送会社や塗装会社向け受発注・各種伝票発行・管理などの支援ソフト「ドライブマスター」(運送会社向け)や「見積マスター」(塗装会社向け)などを、地元企業の要望を受け開発・製品化している。

 坂本社長は「小規模企業には、汎用アプリケーションを導入する資金も、人的余裕もない」ことから、地元貢献の一環として、初期投資が不要でクラウド環境で簡単に扱えるアプリケーションを各企業の状況に応じて開発するという。

「セールスフォース上でソフト開発を行う」と語るライジングサンコーポレーションの坂本佳子社長