NECは、セキュリティソリューション「SecureSociety(セキュア・ソサイティー)シリーズ」の販売を開始した。

 「SecureSocietyシリーズ」は、NECグループ約14万人規模の社内システムの構築や運用経験をもとに体系化したソリューション。ネットワーク領域や入退場管理などを含め、企業全体のセキュリティを統合的に管理する。「統合管理」「PC管理」「サーバ管理」「ネットワークセキュリティ」などから構成され、各領域ごとにソリューションを揃える。今回、企業がクラウドサービスを安全に利用するために、二つの新たなソリューションを製品化した。

 一つは統合ID管理システム構築ソリューションで、クラウドサービス利用時に、事前に企業内でユーザ認証を一度完了しておけば、外部のクラウドサービスを簡単に、安心して利用できるもの。SAML 2.0に対応した統合ID・アクセス管理ソフトウェア「WebSAM SECUREMASTER」を利用し、クラウドサービスのユーザー管理・認証を企業内から一元管理できる。

 もう一つはセキュア情報流通ソリューションで、文書ファイルやコンテンツの閲覧・編集・印刷などの際に、認証サーバーに本人確認を実施し、アクセス権をチェック。クラウド基盤上のストレージサービスなどで、外部の第三者や異動・退職による権限喪失者がファイルに不正にアクセスすることを防止する。

 販売開始にあわせて、NECはグループ内で製品領域ごとに分かれていたセキュリティソリューションの販売支援要員を集め、50名の専任部門「SecureSociety営業/事業推進グループ」を新設した。

 統合ID管理システム構築ソリューションの価格は1000万円(税別、要件定義・ハードウェア・ソフトウェア・システム構築を含む))から。セキュア情報流通ソリューションの価格は800万円(税別、要件定義・ハードウェア・ソフトウェア・システム構築を含む)からとなっている。

 官公庁や大手・中堅企業、データセンター事業者などを主なターゲットとして拡販し、今後3年間で600億円の売り上げを目指す。