NEC(遠藤信博社長)は、韓国の流通最大手で新世界グループの新世界I&Cと、NECのデジタルサイネージ「PanelDirector視認効果測定ソリューション」の同国における販売契約を締結した。

 「PanelDirector視認効果測定ソリューション」は、顔認識技術を用いて店舗内に設置したカメラの映像から人物を抽出し、自動的に来店客層を分析するシステム。デジタルサイネージに表示したコンテンツ視聴者の性別・年齢などの属性推定や、ディスプレイからの距離・時間などによる興味度合いなど、コンテンツ視認効果を集計・分析し、マーケティング戦略構築に活用できるデータとして提供する。

 ログデータのみを保存するため、個人情報やプライバシー権・肖像権に抵触しない。ブラウザで閲覧し、各店舗の来場者データを本部側で分析することも可能。

 新世界I&Cは、流通業界におけるシステム構築で強みを持つ。今回の販売契約で、「PanelDirector視認効果測定ソリューション」を、韓国内の百貨店やスーパーマーケット、外食チェーン店舗、ショッピングモールなどに導入していく考え。同社は、デジタルサイネージサービスを提供するためのシステム構築・支援を実施。サービス導入企業は、簡易設置用一体型から大規模システム構築まで、ユーザー企業のニーズに合わせたソリューションメニューを選択できる。

 NECは、デジタルサイネージ事業を国内外で強化するため、統合ブランド「PanelDirector(パネルディレクター)」によるデジタルサイネージ・サービスソリューションを、2009年7月から提供してきた。今後、各国・地域のSIerや通信事業者、サービスプロバイダなど、有力パートナーとの連携を推進し、デジタルサイネージサービスの海外展開を図っていく。