ITアウトソーシングやシステムの監視・運用サービスなどを手がけるSKサポートサービス(花崎勝吉社長)は、中小企業向けPaaSの「SecureRDP」「SecureBase」で、中小企業市場の開拓に乗り出している。

飯田一久
センタ運用推進事業部技術
グループGL主任技師
 「SecureRDP」は、SKサポートサービスのデータセンター(DC)を利用し、クラウド環境をオールインワンパッケージで提供するサービス。月額5万7000円から利用できる。2008年に試行を開始し、09年から本格的に動き出した。地方に地盤を置く地場のSIerがパートナーとして拡販に当たっている。ターゲットは、最小構成で10人規模の企業。3拠点以上で年商3億円以上、従業員数30人以上の企業を主軸に開拓していく。一方の「SecureBase」は、パートナーにとってカスタマイズの自由度が高く、ネットワーク構築やファイアーウォールの選定などが可能となっている。

 SKサポートサービスの佐藤明・営業部部長は、「『SecureRDP』にオービックビジネスコンサルタントや弥生などの標準ソフトウェアを搭載して提供することは問題ない。SIerが独自にシステム構築する場合は『SecureBase』という選択になる」と説明する。

 パートナーは、各都道府県に1社以上を募る方針。飯田一久・センタ運用推進事業部技術グループGL主任技師は、「山岳過疎地域などで回線インフラを整備できる回線業者などとも話をしている」と明かす。

 「SecureRDP」は、事業継続計画(BCP)の視点から生まれた。04年の新潟県中越地震で、多くの企業がサーバーの破損やデータの消滅などを経験したことがサービス開始のきっかけとなった。総販売代理店は、新潟のSIerであるエイチ・アイ・シーが務めている。

 SKサポートサービスは、「競合がいない」(佐藤部長)中小企業市場で足場を築きたい考えを示す。大手ではできない地域密着型のサービスによって、ユーザー数を増やしていくとしている。(信澤健太)