NEC(遠藤信博社長)は、広告の申し込み、入稿から配信実績まで、広告配信に関する工程すべてをウェブ上で統合管理するシステム「AdComposer(アドコンポーザー)」の販売を開始した。先行して、通信事業者のケイ・オプティコムがデジタルサイネージの実証実験で採用し、稼働を開始している。

 「AdComposer」は、広告管理や発注管理、広告コンテンツの入稿、考査、スケジュール管理、配信実績管理など、広告実施に必要な一連の機能をパッケージ化した広告統合管理システム。デジタルサイネージを生かした広告配信の効果を追求している。クライアントは、あらかじめ登録したコンテンツや配信日時、配信するディスプレイの場所などをウェブ上で選択でき、配信後はその実績や効果を確認できる。

 同システムは、ケイ・オプティコムが大阪市内中之島地区で実施予定のデジタルサイネージプラットフォーム実証実験での採用が決定。ケイ・オプティコムは実証実験を通して、ウェブ上のコンテンツ登録、配信する場所や日時が容易に選択できる機能など「AdComposer」の利便性を見い出していく。

 最近は、地域密着型の広告事業でターゲットとする顧客に確実に届く広告を、これまで以上に効率的に、低コストで配信したいという企業ニーズが増している。NECは、今後「AdComposer」の広告配信媒体として、デジタルサイネージだけでなく、ウェブや新聞、雑誌などの媒体に配信することを検討。決済やコンテンツ作成支援ツールなどの機能の拡充を図っていく。