野村総合研究所(NRI、嶋本正社長)は、視聴者をウェブからテレビ番組へ誘導するサービス「SyncList for TV」を、10月13日に開始した。自分が見たいテレビ番組のリストをつくり、これをTwitterの他のユーザーなどと共有できる仕組み。趣味や興味を同じくするユーザーの番組リストを共有することで、「リコメンド効果が生まれ、ユーザーをテレビ番組へ誘導する」(NRIの中村博之・情報技術本部上級コンサルタント)という。

 メディア接触時間でのテレビの地位は、ネットに押されるかたちで長期的に低下傾向にあるといわれている。とくに「デジタルネイティブ」と呼ばれる若年層では、テレビよりもネット接触の時間を増やす動きが顕著だ。NRIは、「SyncList for TV」を通じて、ユーザーが興味をもつ番組を提示。テレビから距離を置くユーザーを、テレビに誘導することを試みる。

NRIの中村博之・情報技術本部上級コンサルタント

 米国ではソニーがGoogle TVを発売して注目を集めているが、日本では依然としてネットとテレビの間には距離感がある。「SyncList for TV」でテレビコンテンツのおもしろさに気づいてもらうことで、ネットとテレビの橋渡し役を担う。NRIではユーザーの行動を測定し、メディア分野でのコンサルティング力の向上や、関連するシステムビジネスへつなげていきたいとしている。

SyncList for TVの画面イメージ