【北京発】IT管理サービスの米ゾーホー中国法人が、事業拡大に取り組んでいる。2011年に中国西部に新しい拠点を設け、ITインフラが手薄な中国地場の中小企業に向けたSaaS型ITサービスを武器に、新規顧客の獲得に注力する。

 ゾーホー中国の侯康〓(人偏なしの「佇」)総経理は、来年をめどに成都または西安に新拠点を設立する計画を明らかにした。新拠点は営業1名とエンジニア1名の体制で、中国西部で同社の販売・運用パートナーを支援する。北京のメインオフィスと広州拠点に加え、三つめの拠点となる。

 同社は現在、IT管理ツール「ManageEngine」が主要事業で、売上全体の約70%を占める。今後の事業成長に向け、新拠点の設立と同時に、ローカルの中小企業を中心に需要が旺盛なSaaS型ITサービス事業の拡大を狙う。

 侯総経理は、「SaaS事業の伸びは、とくに中国西部でのポテンシャルが非常に大きい」と意気込む。現地パートナーとして、同社製品のマーケティングを行っている百会を介してパートナー数を増やす計画だ。

 SaaS事業を統括する張龍部門経理は、「中国西部は大手でもITインフラが十分でない企業が多い。当社のサービスの使いやすさやコストパフォーマンスのよさをアピールしながら、大手企業も狙っていきたい」と語った。(ゼンフ ミシャ)

侯総経理(右)、張部門経理