ネットワールド(森田晶一社長)は10月27日、自社の販売、購買、財務およびパートナー向けの販売店支援システムなど、すべての基幹業務システムを仮想サーバー上に再構築し、9月23日から本格稼働開始したと発表した。

 新たな基幹システムの名称は、「CUVE(Cloud computing、Utility computing、Virtual environment、E-business:キューヴ)」で、ネットワールドが取り組むビジネスコンセプトに基づき、自社の技術力とノウハウを結集した。

 まず、販売、購買および財務システムは、今までSAPで稼働していたシステムを、今回、OSKの業務パッケージソフトウェア「SMILEie」をベースにカスタマイズして刷新した。また、販売店支援システムは、「PAS-World(Partner total Assist System by Networld)」のシステム名で運用していたものを、Apache、Tomcatおよび開発フレームワークのSeasar2などオープン技術を活用して再開発した。

 「CUVE」では、これらの業務システムのほかに、パートナー各社にネットワールドならではの充実した販売支援を提供できるよう、マイクロソフト製品のライセンス管理、認定教育管理、保守契約管理およびデータ分析システムなどの周辺システムをあわせて開発した。

 さらに、コンプライアンスの強化を図るため、ワークフローでの承認機能、各種データへの多様なアクセス制御の設定、データの一元化とバックアップなどのセキュリティ強化を行った。このほか、膨大な取扱い製品と、パートナーの多様な要望に対応できるよう、商品マスタ、顧客マスタなどを再構成するとともに、取り扱い製品の拡大や様々な販売形態に対応できる柔軟性の高い基盤を確立した。

 システムの運用管理は、野村総合研究所のSenjuを使用し、物理サーバーと仮想サーバーのリソース管理、ログ監視、ジョブの稼働状態管理などを自動化した。「CUVE」が出力する様々なログをSenjuで監視し、異常を検知したときには、システム管理者に障害発生を通知することによって、安定したシステム運用を実現している。