ニューテック(笠原康人社長)は、アーカイビング・アプライアンスとして「Cloudy Archive」を投入した。「データをリーズナブルなコストで長期保存したい」という企業ニーズに対応、100年でも保存できることを武器に、新規顧客を開拓する。価格は、最小構成で240万円に設定。発売初年度となる今年度(2011年2月期)に50セットの販売を見込んでいる。

岩田郁雄取締役
 データを長期保存する手法として、多くの企業はテープを活用している。テープを使うデータ保存は、物理的に分散できるという点で、DR(ディザスタリカバリ)などには適しているが、運用しているシステムにトラブルが発生した場合には、データの復旧に、かなりの時間を要する。かといって、テープの代わりにストレージでアーカイブしようとしても、機器が高価格なことが足かせになる。このようなネックを解消するため、他社と比べて低価格モデルを市場投入していると評価されるニューテックは、最小構成3ノードで240万円の「Cloudy Archive」を製品化したのだ。岩田郁雄取締役ストレージ事業担当は、「コンプライアンス(法令順守)の側面から、データを長期保存しなければならない企業が増えている。『Cloudy Archive』で、企業が抱える問題を解決していく」との考えを示している。

 大企業を主要ターゲットとして掘り起こしていく方針で、「既存販社を中心に20社とパートナーシップ深耕を図っていく」としている。

 当面は、ユーザー企業に直接導入していくことを主要ビジネスに据えるが、「クラウドサービスが盛んになり始めていることから、データセンター(DC)に対して提供していくことも視野に入れている」という。DCがホスティングサービスを手がけたり、ストレージ関連のクラウドサービスを提供したりする際に、長期保存をコンセプトとする同社の製品を求めることが期待できる。「クラウド時代に適した製品として、DC事業者にフォーカスされる可能性が高い」とみている。(佐相彰彦)

長期保存が可能な「Cloudy Archive」