SAPジャパン(ギャレット・イルグ社長)は、SAPのBI(ビジネスインテリジェンス)製品を富士通の法人向けノートPCにプリインストールするOEM契約を富士通と締結した。PCバンドル用の製品ライセンスのOEM供給は、SAPにとって世界初の協業形態となる。

 富士通は、法人向けPC「LIFEBOOK」「ESPRIMO」の全シリーズに、富士通PC用にカスタマイズされたSAPのBI製品「SAP Crystal Reports」の試用版を搭載して出荷する。搭載するのは、法人向けPCの現行モデル以降となる。

 法人ユーザーは、30日間の試用期間中、PCにバンドルされた「SAP Crystal Reports」の全機能を無償で利用できる。その後は、正規版にアップグレードすることで継続して利用できる。アップグレードするには、富士通PC用にカスタマイズした「SAP Crystal Reports」から、専用のサイトにアクセスして申し込む。

 「SAP Crystal Reports」試用版には、富士通が運営しているクラウド型BIサービス「SAP BusinessObjects BI OnDemand」との連携機能を特別に追加している。エンドユーザーは、「SAP Crystal Reports」のレポーティング機能を利用するだけでなく、クラウド上のデータをPCで分析したり、PCで作成したレポートをクラウドにアップロードしたりできる。

 今後は「SAP BI OnDemand」のサイトで、「SAP Crystal Reports」のレポートテンプレートを提供する予定。(信澤健太)