年頭所感

【2011年 年頭所感】 SAPジャパン

2011/01/20 20:39

週刊BCN 2011年01月17日vol.1366掲載

前向きに、積極的に

ギャレット・イルグ 社長
 面白い一年だった──これが2010年を振り返った感想だ。2008年のリーマン・ショックに端を発する経済不況以来、競争は厳しさを増しているが、当社は明るさがみえ始めて多忙だった。企業価値を向上させるビジネスインテリジェンスに加え、戦略とテクノロジーを提供できるベンダーだけが利益を獲得することができていると思う。

 インメモリコンピューティングには、「SAP R/3」以来の大きなインパクトがある。データマネジメントはより迅速に、より安価に、より革新的な方向に向かう。データベースへの依存性が低下するため、ハードウェアとネットワークのコスト低減を図ることができる。企業は膨大なデータ管理を迫られ、新しいテクノロジーを必要としているが、「SAP High-Performance Analytic Appliance」はこれに応えられる最適な製品となっている。

 2011年は素晴らしい年にしたい。ユーザー企業からは大型プロジェクトの要請があり、すでにその兆しが現れている。ユーザー企業のグローバル進出が進展し、2011年は一層IT投資に積極的になるのではないか。もちろん、待ちの姿勢では仕事は舞い込んでこない。企業が求めているのは単なる商品提供ではなく、ソリューション提案だ。当社は、グローバルなプラットフォーム、データアーキテクチャの構築に注力していくつもりだ。前向きに、積極的に活動している企業にチャンスが訪れると考えている。
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