ハギワラシスコム(河瀬翔之社長)とシマンテック(河村浩明社長)は、産業機器や業務用PCを対象とするコンピュータウイルス対策USB製品の開発・販売で協業する。

 ハギワラシスコムは、USBメモリ「プロテクションUSB(シマンテック版)」シリーズの販売をパートナー経由で3月28日から順次開始する。ラインアップは、ライトエディションと標準モデルの2製品。

「プロテクションUSB(シマンテック版)」 左からライトエディション、標準モデル

 「プロテクションUSB(シマンテック版)」シリーズは、書き込まれたデータをスキャンし、ウイルスに感染したファイルを即座に削除する「ウイルス監視機能」を搭載したデータ授受用のUSBメモリ。感染したファイルの書き込みをブロックすることで、データ移動先機器へのウイルス感染を防ぐ。


 ライトエディションは、書き込みブロック機能のほか、データエリアへアクセスするためのパスワードが設定できる。パスワード設定のポリシーを変更するソフトウェア(オプション)にも対応している。

 標準モデルは、上記機能に加えて2色のLEDを搭載。ウイルスに感染したファイルが書き込まれようとした場合、視覚的に告知する。接続した機器の情報は、アクセスログとしてOSから認識されない秘匿領域に保存し、監査性を確保する。

 産業機器や制御システムのほか、オフライン環境でPCを使うケースの多い中央省庁や地方自治体、医療機器コンピュータなどでの使用を想定する。ネットワークでつながれたOA環境でも使用することができ、ウイルス対策ソフトの定義ファイルを更新していない機器からウイルス感染したデータが、他のPCへ持ち込まれることを防ぐ。

 シマンテックがウイルススキャン技術をUSBメモリにOEM供給するのは、国内初。シマンテックでは、半導体ストレージメーカー国内大手のハギワラシスコムのUSB製品へ自社技術を搭載することで、国内でのライセンス売上拡大を狙う。(鍋島蓉子)