セールスフォース・ドットコム(宇陀栄次社長)は、ジェイアール東海高島屋がクラウドプラットフォーム「Force.com」を導入し、成果を上げていることを発表した。

 ジェイアール東海高島屋は、2010年3月、短期アルバイトの人材管理の全プロセスをクラウド化するシステム構築プロジェクトに着手。11月に「Force.com」で構築した新システムが稼働を開始した

 新システムでは、アルバイト採用時に郵送で行っていた個人情報や勤務経験、勤務希望日などの登録を、PCと携帯電話用にオンライン化。郵送コストをゼロにした。また、勤怠データや給与実績なども管理することで配属の判断を迅速化し、採用までの期間をこれまでの3週間から1週間に短縮した。

 登録オンラインフォームは、VisualforceでPC用を、GoogleApp Engineで携帯用を開発。「Force.com」を中心に、二つのクラウドサービスを連携させている。

 ジェイアール東海高島屋の日高圭・人事部人事グループマネージャーは、「優秀な人材の固定化と人件費の削減のため、派遣社員からアルバイト採用に人材戦略をシフトしてきた。Force.comの導入で、定期的に働いてもらうアルバイト登録者のパイを広げつつ、働きやすい環境を整備できるようになった。売り場ごとの柔軟な人材配置や、すばやい補充なども可能になった。今後は、正社員の管理や採用管理システムにも適用することを視野に入れている」と話している。

 ジェイアール東海高島屋は、今後、一部業務を派遣社員からアルバイトに置き換え、年間1500万円の人件費削減を目指す。(信澤健太)