構造計画研究所(服部正太社長)は、津波発生時の避難対策などに活用できる複雑系分析ツールのマルチエージェント・シミュレータの新バージョンとして、3次元表示などができる「artisoc(アーティソック)3.0」を発売した。

 「artisoc」は、自律的に行動する人間(エージェント)の行動ルールと相互作用を定義し、コンピュータの中に人工的な社会を構築することで、ダイナミックに変化する社会などの複雑系を再現・分析するマルチエージェント・シミュレータ。適用例は、電力取引自由化や雇用政策などの制度設計・政策の評価から、津波・洪水発生時の避難、災害救援物資の輸送、店舗・道路の人流・渋滞などの防災、避難、交通といった環境評価までと幅広い。

 新バージョンは、3次元表示や複数空間の同時表示、出力画面のグループ化、2次元マップでのエージェントのサイズ・透明度指定など、シミュレーションの表現力向上を実現している。64bitメモリ空間に対応する。(ゼンフ ミシャ)

対向する人流の2次元と3次元表示の例