飯田産業(兼井雅史社長)とNTTコムウェア(杉本迪雄社長)は、NTTコムウェアが提供するAR技術を活用した動画配信システムを用いて、新たな新聞折込不動産広告の実証実験を1月22日に開始した。広告実施エリアは、東京、神奈川、千葉、埼玉。実験は3月31日まで。

 実証実験は、折込広告に掲載されているモデルハウスの画像を、携帯電話(スマートフォン)にインストールしたARアプリケーションで撮影すると、画像が動き出し、モデルハウスを使った耐震実験の模様と、飯田産業独自の耐震工法であるI.D.S工法の解説動画が再生されるというシナリオ。再生後には飯田産業ホームページを表示し、不動産販売物件の情報検索や購入の流れなど、さまざまな情報を閲覧することができる。

 NTTコムウェアは、実証実験に必要なシステムやソフトウェアを、自社のクラウドサービス「SmartCloud」を活用したSaaS型で提供。アクセスの増減に合わせたシステムの柔軟な拡張・縮小を実現し、短期のスポット利用を前提としたビジネスニーズにふさわしい提供形態を検証する。

 また、実験によって得られる統計データを利用し、飯田産業の新聞折込広告や掲載した耐震工法への関心度を測定する。効果的な販売促進手法の検討に向けた基礎データとして活用していく。

 今後は、新たなマーカー(QRコードなど)を必要とせず、既存の画像から直接動画を再生できる特徴を生かし、さまざまな業種・業態での活用シーン拡大を図っていく。現在のパッケージ販売に加え、4月以降にSaaS型商用サービスの提供を目指す。