富士通マーケティング(FJM、古川章社長)とアイネット(梶本繁昌社長)が、中堅企業向けクラウドサービスの提供で協業し、6月23日にサービスを開始した。アプリケーションからインフラ、運用までの一貫した商品の早期提供とラインナップを拡充していく。今後3年間で、200社に販売する目標を立てている。

 新サービスは、アイネットのリソースプール提供型の企業向けプライベートクラウド「VAiOS EASY Cloud Service(EASY Cloud)」をインフラとして採用することで、FJMのソリューションサービスをプライベートクラウド化して提供するもの。

 両社が提供するサービスによって、顧客は最新ICTを活用したクラウドサービスを、迅速に低価格で利用し、経済環境の変化や事業継続に対応したICT資産を最適に運用してビジネス強化を可能できる。

 アイネットは、FJMのソリューションサービスと営業力を活用することによってリセラー販売モデルを確立し、顧客のニーズに合ったサービスメニューの拡大を図る。さまざまな業種業務ソリューションと顧客対応力を組み合わせ、幅広い顧客にサービスを展開する。

 富士通グループは、既存クラウドサービスに「Easy Cloud」を加え、中堅市場向けクラウド商品の強化によるビジネスを拡大を目指す。

 今回提供するのは、既存サーバー群をアイネットの次世代型データセンターで運用する「EASY Cloud」環境に移設する「クラウド環境移行サービス」。FJMのソリューションをアイネットの「EASY Cloud」環境で利用できる「FJM パッケージソリューション on EASY Cloud」、中堅企業向けにパッケージ化した運用サービス「IT 用心棒 for EASY Cloud」の三つ。

 FJMは今後、オンプレミスの従来型ビジネスとの連動によって顧客ニーズに合わせた高付加価値のサービスを充実させる。アイネットとは「EASY Cloud」以外のサービスでも連携し、効果的なサービス提供を模索して、アイネットのプライベートクラウドストレージサービス「Cloudstor」やデスクトップ仮想化サービス「VIDAAS」の拡販、FJMが「VAiOS」で展開するSaaSモデルの開発など、アライアンスの強化に向けた活動を継続していく。