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日本IBM、「Lotusお客様感謝祭」を開催、スマホやXPages、BCP対策に高い関心

2011/07/04 10:33

 日本IBM(橋本孝之社長)は、グループウェア「Lotus Notes/Domino」事業の強化を目的に、5月から6月にかけて「Lotusお客様感謝祭」を展開した。全国規模のテレマーケティングを実施し、大阪、東京、愛知など、全国でイベントを開催。各地で約20~90人のユーザーが参加し、「どのイベントも満員御礼で、来場者の満足度は高かった」(ソフトウェア事業ロータス事業部の伊藤瑞穂ロータスパートナー営業部部長)という。

 感謝祭のテーマは、ソーシャルビジネス。「つながる・つなげる」「見える化」「機敏な・即応的」をキーワードに、Lotusソフトウェアで実現するワークスタイルの変革のほか、ソーシャル・ネットワークやクラウドで実現するコラボレーションを訴えた。「Lotus Notes/Domino」の最新戦略説明会も実施。参加者からは「SNSについては導入予定はないが、ファイル管理の考え方が従来とまったく違った視点のもので、社内でも提案してみたい」などの反応があったという。

 各地域では、「パートナーとの協業を強く意識」(伊藤部長)し、それぞれ異なるセミナーを開催した。福岡では「あの製品でも大丈夫? 誤解していませんか? 知って得するLotus Notes/Domino 8.5 の真実と価値~他社製品の『落とし穴』や『違い』、『選定ポイント』を徹底比較&解説!~」、広島では田中電機工業/パナソニック電工ネットソリューションズの「ポータルとワークフローがコラボする!『一歩先の』コラボレーション」、大塚商会の「ただ、メールだけをやっている企業では絶対に成長しません!~適材適所の情報伝達法。今風メッセージの伝え方教えます~」、新潟では丸新システムズの「Lotus Notes/Domino モバイルと基幹データアクセス」と題したセミナーを開催した。

 名古屋・東京・大阪では、「スマートフォンで企業内情報共有を『かしこく』実践!!」と題し、Lotus製品に加え、スマートフォンで簡単に決済できるワークフローやiPhone/iPadで利用できるSFA(営業支援システム)、PC/iPad共用のポータルソリューションなど、パートナーソリューションを紹介した。

 伊藤部長は「スマートフォーンやXPagesへの関心が高かった。また、BCP(事業継続計画)対策を基軸とした提案に注目が集まっていた」と振り返る。「XPagesが楽しそう」「スマートフォンを利用した事業継続目的のソリューションや導入事例を詳しく教えてほしい」といった参加者の反応があったという。一方で「価格が高いというイメージがまだまだあった」という。現在は、従業員1000人以下の顧客向けエントリー版「Lotus Domino Express」の特別割引キャンペーンを実施している。(信澤健太)

ソフトウェア事業ロータス事業部の伊藤瑞穂ロータスパートナー営業部部長
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外部リンク

日本IBM=http://www.ibm.com/jp/ja/