SAPジャパン(ギャレット・イルグ社長)は、インメモリソフトウェア「SAP HANA」の導入支援サービス「データウェアハウス高速化アセスメント」「Proof of Concept実機検証サービス」「分析テンプレートを用いた導入コンサルティング」を発表した。

 「データウェアハウス高速化アセスメント」は、現在運用しているシステムの使用目的・方法などを専門コンサルタントが検証し、システムのチューニングや「SAP HANA」を活用した解決方法を提示する導入前の机上シミュレーションサービス。解決方法の費用対効果を、定性・定量化したレポートで事前に確認することができる。検証期間は約1週間。

 「Proof of Concept実機検証サービス」は、企業内の実際のデータをもとに実機で検証するサービス。SAPグローバル共同開発センターのCOIL Tokyo(SAP Co-Innovation Lab Tokyo)で、企業内環境を再現した実機を用意して、検証を行うことができる。構築作業は、「SAP HANA」導入コンサルタントの支援のもとで経験できる。検証期間は約1~2か月間。

 「分析テンプレートを用いた導入コンサルティングサービス」は、販売・在庫・購買・会計管理分野で、事前定義・テスト済みの分析テンプレートと定義文書などを用いたサービス。ERPの導入を通じて得たノウハウをもとにテンプレートを増強し、随時リリースしていく予定だ。提供期間は約2か月から。2011年第3四半期に提供を開始する。

 馬場渉リアルタイムコンピューティング推進本部長は「6月にバージョンアップして、数十の新機能の提供した。年内にもう一度バージョンアップを予定している。ハードウェアも、すでに第二世代が登場している状況だ」とコメント。「SAP BW」の既存顧客である約500社のすべてと「SAP ERP」の既存顧客である約500社のすべてに加え、「SAP BusinessObjects」を複数領域で利用する顧客数百社、またDWHを検討するあらゆる顧客に対して「SAP HANA」を訴求する姿勢を示した。馬場本部長は「『SAP BW』は『SAP HANA』に置き換えるのではなく、『HANA』で稼働する最初のキラーアプリとして提供する」としている。(信澤健太)

馬場渉・リアルタイムコンピューティング推進本部長