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FJM、ホテル向け統合ERPの新版とブライダル施行管理支援サービスの提供を開始

2011/07/08 10:33

 富士通マーケティング(FJM、古川章社長)は、ホテル向け統合ERPの新版「GLOVIA smart ホテル」と、ブライダル施行管理支援サービス「GLOVIA smart ブライダル クラウド」の提供を開始した。

 新版の「GLOVIA smart ホテル」は、楽天やじゃらんなど、宿泊予約サイト経由の予約を統合する予約サイトコントローラー「TL-リンカーン」などとの連携を強化。ホテルシステム側で設定した「提供客室情報」や「宿泊プランの料金情報」を、サイトコントローラー経由で各予約サイトに自動的に反映するようになった。

 また、チェーン各店舗の売り上げをひと目で把握できる「全店舗売上報告書」や、チェーン全店舗共通の予約センターを開設するための「全店舗残室照会」「全店舗予約登録」機能、PDCAマネジメントサイクルを支援する機能、経営ダッシュボードを追加した。

 このほか機能の強化として、各店舗とチェーン全体の顧客情報をデシル分析とRFM分析で見える化し、例えば、利用回数は少ないが利用単価が高い顧客グループなどを見極めることができるようになった。

 「GLOVIA smartブライダル クラウド」は、個々の担当者が管理していた成約前の案件情報をシステムで管理・共有化することで、見込み客のアプローチ漏れを防ぐことができる。概算見積もりの作成にも対応する。また、成約後から施行日に至るまでの打ち合わせの進捗管理や、見積もり・精算管理ができる。複数店舗を運営している事業者は、全店舗統合の受注計画表や売上実績表に加え、全プランナーの決定率表の作成や商談管理ができる。

 価格は、「GLOVIA smart ホテル」のパッケージ費用が200万円(税別)から。ハードウェア費用とシステム導入支援費用は別途見積もりとなる。

 「GLOVIA smart ホテル クラウド」のセンター構築費用は19万8000円(税別)からで、システム導入支援は別途見積もり。月額の基本利用料が2万7000円(税別、クライアント2台分のライセンス含む)からで、追加クライアントライセンスは1台3000円(税別)。

 一方、「GLOVIA smart ブライダル クラウド」のセンター構築費用は19万8000円(税別)からで、システム導入支援が別途見積もり。月額の基本利用料は4万円(税別、クライアント1台分のライセンス含む)からで、追加クライアントライセンスは1台3000円(税別)。(信澤健太)
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外部リンク

富士通マーケティング=http://www.fjm.fujitsu.com/