日本オラクル(遠藤隆雄社長)とシグマクシス(成田恒一社長)は、金融機関やECサイト事業者向けに、金融犯罪リスクを低減するオンライン不正検知ソリューションを共同で提供する。

 共同で提供するのは、オンライン取引情報をリアルタイムで分析し、不正取引を未然に防ぐ専用ソリューション。オラクルのミドルウェア製品で、特定のルールにもとづいてリアルタイムにデータ処理を実施する基盤「Oracle Complex Event Processing 11g」(Oracle CEP 11g)に、シグマクシスが有する口座売買や不正口座からの現金引き出し、不適切な高額資金移動などの金融犯罪シナリオをルール化・テンプレート化して組み合わせることで、膨大なデータのなかからオンラインで不正を検知・処理し、増加傾向にあるオンライン決済時の金融犯罪リスクを低減する。

 各企業の細かな要件に応えるため、両社は共同で導入前アセスメント・サービスを提供。これまでの「Oracle CEP」を利用したシステム構築ノウハウを活用し、企業の業務形態に即した不正検知シナリオを「Oracle CEP」上で実装するためのアプリケーション設計や運用方針の検討、システム要件確保のための検証を実施する。

 日本オラクルはオンライン不正検知ソリューションの展開にあたって、専任のエンジニアやコンサルタント、サポート担当者を2倍に増員し、総勢20名規模とする。一方でシグマクシスは、金融業務やセキュリティIT構築の専門性を有するメンバーによる「金融犯罪対策チーム」が、企業のソリューション導入支援を実施する。(信澤健太)