富士通マーケティング(FJM、古川章社長)と富士通システムソリューションズ(Fsol、杉本隆治社長)は、共同で水澤化学工業(澤田宏社長)の販売物流・資材購買業務を支援する新基幹システムを構築し、8月22日に運用を始めたと発表した。

 活性白土製造に強い水澤化学工業は、これまで基幹システムを独自開発し、各事業部門の担当者が運用してきたが、システムの保守・運用負荷の増大や事業継続などの課題が浮かび上がってきたという。

 これらの課題を解決するために、昨年秋、FJM、Fsolとの共同プロジェクトをスタートし、クラウド基盤の活用を基本方針として取り組みを進めてきた。今回の新システムでは、富士通のパブリック型クラウドサービス「Fujitsu Global Cloud Platform FGCP/S5」で構築した。

 水澤化学工業では、サービスを活用することで、BCP(事業継続計画)にもとづく基幹システムのクラウド化と、「持たざる経営」によるコアコンピタンス業務への集中を実現した。さらに、システムリソースのスリム化と運用負荷の低減によって、今後5年間で約2割のコスト削減を見込んでいる。

 FJMとFsolでは、水澤化学工業のクラウド事例を中堅規模の顧客の基幹システムでのクラウドモデルとしてサービス化し、積極的にビジネスを推進していく方針。