兼松エレクトロニクス(KEL、榎本秀貴社長)とニュートラル(川辺春義社長)は、インターネットEDIサービス事業で合弁会社を設立することで合意した。10月3日に設立予定の「クラウドランド株式会社」は、インターネットEDIのクラウド型サービスの提供を中心とした事業を手がける。

 ニュートラルは、流通業向け業務アプリケーションの開発・構築に多くの実績をもつ。自社開発の「BACREX」はインターネットEDIパッケージのスタンダードとして、全国の流通業・製造業・サービス業など、140社以上に採用されている。一方、KELは、企業の情報システムのインフラを最適化するソリューションの提供をはじめとして、システムの設計・構築から保守・運用サービスまでをトータルでサポートしている。2011年3月期を初年度とする中期経営計画で、サービスビジネスの強化を重点施策の一つと位置付けており、独自クラウドサービスの拡充に注力している。

 合弁会社のクラウドランドは、初期導入コストを抑制するクラウド型サービスを、従来型EOSを利用している中堅規模の流通・小売業向けに展開する。ニュートラルのインターネットEDIと、KELが培ってきたクラウド基盤の構築技術を組み合わせて提供していく。

 ユーザー企業は、クラウドランドのサービスを利用することによって、EDIの自社管理の手間から解放され、運用管理コストを削減することができる。迅速にサービスを利用できることに加え、本格導入を検討するためのスモールスタートから取引先企業を含めた大規模導入まで対応する。

 クラウドランドは、中堅規模のスーパーマーケットなどの小売業を中心にサービスを拡販し、3か年で30社の契約を見込んでいる。