IBMやシスコなどのIT機器販売を主事業とするベル・データ(小野寺洋社長)は、中堅・中小企業(SMB)向けのストレージ展開を強化している。昨年、ミッドマーケットを得意とする米スケール社のストレージ製品の取り扱いを開始し、これまでおよそ50社のユーザー企業を獲得してきた。BCP(事業継続計画)の需要拡大によるSMB向けストレージ市場の活性化を受けて、スケール社製品の販売に力を入れていく方針だ。

 拡張性にすぐれるクラスタストレージを提供しているスケール社は、グローバルの導入実績を2009年の約30社から2010年に約250社まで増やすなど、速いスピードで成長を遂げている。同社のジェイソン・コリアCTOは、「売り上げの85%を米国市場が占めているが、米国に続き、日本が当社にとって極めて重要なマーケットとなっている。ストレージ製品の低価格や導入しやすさを武器に、ベル・データとともに販売拡大に取り組んでいる」と語る。

 ベル・データはIBM製品の販売に強く、スケール社のソフトウェアとIBMのハードウェアを組み合わせた販売展開を強めている。ベル・データとスケール社とのパートナーシップは、SMBの市場開拓に注力している日本IBMにとって、重要性を増しているところだ。(ゼンフ ミシャ)

スケール社のジェイソン・コリアCTO(中央)、ベル・データ営業本部 ITソリューション統括の元吉健二担当部長(右)、同本部の黄家安テクニカルスペシャリスト