三井情報(MKI、下牧拓社長)は、ビッグデータの分析を企業の経営に有効活用する技術ノウハウを取得するために、SAPジャパン(安斎富太郎社長)が提供するインメモリソフトウェア「SAP HANA」を用いることを決定した。検証の第一弾として、ガン研究でのゲノム解析と、創薬開発プロセスの化合物データ解析にビッグデータ分析を活用する実証実験に着手する。

 MKIは、「SAP HANA」をデータ基盤としたリアルタイム情報分析手法を確立し、ビッグデータ解析へ適用することによって、顧客の経営戦略に有益な情報を提供する。また、従来からSAPジャパンが提供するERP(統合基幹業務システム)を構築するサービスパートナーとして、ユーザー企業にシステムインテグレーションを提供し、基幹業務と解析データを連携させる。

 MKIは、先進的なICT技術をバイオサイエンスの研究に応用する取り組みを長年にわたって手がけてきた。今後増加が予想されるデータの解析に「SAP HANA」を用いたビッグデータ解析手法を提供することによって、バイオサイエンス分野の発展を支援する。検証の第一弾として、「SAP HANA」をガン細胞ゲノム解析に適用することによって癌遺伝子探索の効率化を試みる。また、「SAP HANA」上の創薬データ解析によって予測時間の短縮に取り組む。