IDC Japanが定義するSaaS型セキュリティソフトとは、アイデンティティ・アクセス管理、セキュアコンテンツ・脅威管理、セキュリティ・脆弱性管理関連ソフト。2010年の市場規模は56億円で、10~15年の年間平均成長率(CAGR)は18.4%。15年の市場規模は131億円とした。市場規模こそ小さいものの、中期的な高成長を見込んでいる。
IDC Japanでは、今年4月に実施したユーザー調査結果でも、セキュリティ製品・サービスの利用状況を聞いている。その結果、セキュリティ対策を検討しているユーザー企業のうち、自社でシステムを構築・運用するユーザーよりも、クラウドサービスを利用する企業が多いことがわかっている。(木村剛士)
国内SaaS型セキュリティソフト市場のセグメント別売上高予測