ネットワンシステムズ(ネットワン、吉野孝行社長)は、北海道教育委員会が2012年4月に提供開始を予定しているクラウド型サービス「北海道公立学校校務支援システム(校務支援システム)」の基盤を、HARP(久保田俊昭代表取締役)とともに構築した。

 校務支援システムは、学校や児童生徒に関するさまざまな情報をデジタル化し、教職員間で共有するもの。生徒の出欠や成績などの情報管理ほか、スケジュール管理やメール、施設予約、電子会議室など、複数の機能をもつ。

 北海道教育委員会とHARPは、システムの要件として、(1)児童生徒の個人情報漏えいを防ぐための高度なセキュリティ対策、(2)システムの高可用性の確保、(3)大量のアクセス処理を可能にするネットワーク、(4)大容量データを格納するストレージの高信頼性と高拡張性などを挙げ、これらの実現する力をもつITベンダーとしてネットワンを選んだ。

 システムでは、ヴイエムウェアのサーバー仮想化ソフト「VMware vSphere 4」をシスコの仮想データセンター向けブレードサーバー「Cisco Unified Computing System」で稼働させ、仮想環境と連携するストレージとして、EMCジャパンの「EMC VNX5500」を活用した。

 また、Palo Alto Networksの次世代型ファイアウォール「PA-4020」を採用して、個人情報の漏えい対策を行った。利用者からの大量のアクセスに対応するために、シトリックスの負荷分散装置「Citrix NetScaler MPX 7500」を用い、サーバー・ストレージ間は10ギガビットイーサネットによる大容量バックボーンネットワークを構築した。