ネットワンシステムズ(吉野孝行社長)は、弘前大学の学生と教職員約1万人が利用する情報システム基盤をプライベートクラウドで構築し、2011年2月に本格稼働を開始したと発表した。

 このプライベートクラウドは、ヴイエムウェアのサーバー仮想化ソフトウェア、EMCの仮想化データセンター向けハイエンド・ストレージ、シスコのネットワーク、Palo Alto Networksの次世代型ファイアウォールを組み合わせることで、サーバー・ストレージ・ネットワークそれぞれを仮想化して構築している。ICT資源の利用効率とセキュリティの向上、運用負荷の低減、消費電力の削減ができた。

 サーバー仮想化では、従来のシステムで稼働していた40台の物理サーバーをヴイエムウェアのサーバー仮想化ソフトウェア「VMware vSphere 4」によって仮想化し、6台のブレードサーバー上に集約。必要な時にすぐにサーバーを使える環境を実現するとともに、サーバーの台数減によって消費電力も削減した。

 ストレージ仮想化では、EMCのNASゲートウェイ「EMC Celerra VG8」を利用することで、ファイルサーバーのデータ領域と仮想サーバーのデータ領域の双方を、物理的に同一の42TBの容量を搭載した仮想化データセンター向けハイエンド・ストレージ「EMC Symmetrix VMAX」内に統合。利用効率を向上した。また、バックアップ用のストレージとして、29TBの容量を搭載したデータ重複排除機能をもつ「EMC Celerra NS-120」を採用することでデータ容量の節約と機器コストの削減を図るとともに、データ複製ソフトウェア「EMC Celerra Replicator V2」によってデータの自動的なバックアップを可能にした。

 ネットワーク仮想化では、シスコの負荷分散装置とコアスイッチ、Palo Alto Networksの次世代型ファイアウォール「PA-2050」において仮想ネットワークを構築している。接続先の仮想サーバー単位での接続ポリシーの設定が容易となり、セキュリティ向上と運用負荷の軽減ができた。