セキュリティメーカーのウェブルート・ソフトウェア(駒林一彦社長)は、法人向け展開の強化に取り組んでいる。2011年9月、モバイルセキュリティの分野でNECと業務提携する計画を発表し、現在、提携の実現に取り組んでいる段階だ。2012年、およそ10社の販売パートナーを獲得し、自社製品をパートナーのソリューションの一部として展開する。

駒林一彦 社長
 ウェブルート・ソフトウェアの駒林社長は、中堅企業を主なターゲットに据えて、現時点での主力ビジネスであるコンシューマ向け展開に加え、法人事業を強化する方針を表明している。

 同社は、脅威対策やウェブフィルタリング、アクセスポリシー管理といった機能をもつクラウド型のセキュリティ製品を法人向け商材としている。法人事業の強化にあたって、それらの商材を単独で提供するのではなく、販売パートナーのソリューションと組み合わせたかたちで展開する戦略を採っていく。

 現時点で推進中のNECとの業務提携では、「当社のアンチウイルス製品に、NECが展開するモバイルデバイス管理ソリューションをバンドルし、モバイルセキュリティをワンストップのパッケージとして提供する」(駒林社長)ことを考えている。NECを戦略的パートナーシップの第一弾として、2012年には10社弱の範囲で販売パートナーを獲得し、アライアンス提携をベースとする販売モデルを拡大する方針だ。

 駒林社長は、「金融業界はセキュリティのニーズが高い。その金融業界に強いITベンダーやクラウドサービス事業者と組んで、法人向けビジネスに本腰を入れる」としている。(ゼンフ ミシャ)