リモートデスクトップ・ソフトウェア開発の米Splashtop(スプラッシュトップ、マーク・リー CEO)が、日本でのビジネスを本格的に立ち上げる。主力製品の「Splashtop Remote Desktop」は、iPadやAndroid OSを搭載したタブレット端末向けのリモートデスクトップソフトとして高い評価を得ており、世界約60か国で600万本を超えるダウンロードを記録。App StoreやAndroid Marketのソフトウェアダウンロードランキングの常に上位を占める人気ソフトだ。

 日本でのビジネス立ち上げに当たっては、コンシューマ分野での販売実績を踏まえ、主に法人向けリモートデスクトップソフト「Splashtop Pro」の販売に力を入れる。スプラッシュトップのジン・コウ バイスプレジデントは、「日本の有力SIerと協業し、ビジネスシーンでのリモートデスクトップ環境を提供する」として、システム構築(SI)の商材の一つとしてSIerに活用してもらう提案に力を入れる。

(左から)スプラッシュトップのクリフ・ミラー アジアパシフィックプレジデント、ジン・コウ バイスプレジデント、水野良昭ジャパンセールスディレクターが、「Splashtop Pro」の優位性をアピール

 スプラッシュトップのリモートデスクトップソフトの優位性は、データ量の大きな映像をスムーズに転送できる独自プロトコルにある。ノートパソコンやデスクトップパソコンの画面をiPadやiPhone、Android OSを搭載したスマートデバイスに転送するケースが最も多い想定用途で、クリフ・ミラー アジアパシフィックプレジデントは「転送元と転送先、ともに負担が少なく、幅広いデバイスに対応している」と強みを語る。

 法人向けの「Splashtop Pro」では、こうした優位性に加えて、「ユーザー管理機能やプロキシサーバーへの対応、オンプレミス(サーバーシステムの客先設置)など、法人特有の需要に応えられるようにした」(水野良昭ジャパンセールスディレクター)という。現在、有力SIerの三井情報が主催する「省エネと業務効率化を両立させるICT活用の実践セミナー」で基調講演を行うなど、国内SIerとの連携強化に努めている。