NEC(遠藤信博社長)は、3月22日、米コンバージャズ(ジェフリー・フォックスCEO)の通信サービス事業者向け事業支援システム(BSS)事業の買収契約を締結した。買収金額は4億5000万米ドル。

 買収の手続きは、2012年6月までに完了する予定。買収後、コンバージャズのBSS事業を、2008年6月にNECが買収した子会社のネットクラッカーに統合し、BSSを通信事業者向け運用支援システム(OSS)と組み合わせて製品化に取り組む。

 今回の買収は、キャリア向けネットワーク事業強化の一環。北米市場を中心に、ネットクラッカーの顧客(約70社)とコンバージャズのBSS事業の既存顧客(約150社)を主な対象に、OSS/BSSの統合ソリューションを提供する。

 コンバージャズのBSS事業は、2011年の売上高が3億2900万米ドル(約400億円)。NECは、2016年をめどにOSS/BSSを統合することで、売り上げを800億円に伸ばし、グローバルのOSS/BSS市場でのシェア10%を目指す。

 遠藤信博社長は、「当社は、今回のキャリア向けネットワーク事業のほかに、ITサービス、社会インフラ、エネルギーの三つの事業分野を成長の柱としている。今後これらの分野でも、グローバルビジネスの拡大に貢献することを条件に企業の買収を検討する」としている。(ゼンフ ミシャ)