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日立、マレーシアのITサービス企業のTOB手続き開始、東南アジア・中国での事業拡大を目指す

2012/04/06 10:49

 日立製作所(中西宏明社長)は、4月5日、マレーシアのITサービス事業であるeBworx Berhad(eBworx、タン・スワン・フォンCEO)の株式公開買い付け(TOB)手続きを始めたと発表した。買い付け期間は4月26日~5月17日の予定で、一株あたりの買い付け価格は0.90マレーシアリンギット(約24円)。

 eBworxは、金融機関向けITサービス事業を得意にしており、マレーシアやシンガポール、インドネシア、タイ、中国などのアジア地域で、インターネットバンキングシステムや融資管理システムなどを販売している。設立は1998年で、2003年にはマレーシア証券取引所に上場した。2011年度の売上高は約14億円。

 日立は、経済成長が著しい東南アジア地域と中国での事業を拡大するために、このエリアの有力銀行に対してシステム納入実績が多いeBworxを傘下に収めることにした。(木村剛士)
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外部リンク

日立製作所=http://www.hitachi.co.jp/

eBworx Berhad=http://www.ebworx.com