富士通(山本正已社長)は、4月27日、2011年度(2012年3月期)の連結決算を発表した。

 売上高が前年度比1.3%減の4兆4675億7400万円、営業利益が20.6%減の1053億400万円、経常利益が15.5%減の911億1600万円、当期純損益が22.5%減の427億700万円と、2011年度の業績は減収減益となった。

 1月31日に発表した下方修正値の売上高4兆4900億円を達成できなかったが、営業利益に関しては修正値の1000億円を上回った。

 減収の一つの要因として、米国を中心にサービス事業が伸び悩むなど、海外ビジネスの売り上げが減ったことを挙げた。2011年度、国内事業の売上高(3兆3962億円)が0.2%増だったのに対し、海外事業の売上高(1兆5171億円)は2.3%減となった。

 2012年度(2013年3月期)の通期見通しは、売上高が4兆5500億円、営業利益が1350億円、経常利益が1200億円、当期純利益が600億円。増収増益の見込みだ。

 山本正已社長は、「2012年度は3%の営業利益率を実現できる」という予測を示し、中期的に営業利益率を5%に引き上げるとした。システムエンジニア(SE)の提案力の向上や海外事業の拡大など、スピードを上げてビジネス改革に取り組むという。(ゼンフ ミシャ)