日立システムズ(高橋直也社長)は、東南アジアでのITサービス事業の体制強化を目的として、シンガポール共和国に事業拠点を新設し、7月5日に営業を開始した。日立グループの東南アジア地域統括会社である日立アジア社(長島真社長)の社内に事業部門「IT Management Group」を設置し、東南アジアで事業を展開する。

 これまで日立システムズは、東南アジアで事業を展開するユーザー企業向けに日本からサービスを提供していたが、ユーザー企業のニーズに迅速に対応するために、シンガポールに事業拠点を新設した。今後、東南アジア地域での日立グループの各事業拠点と連携しながら、グローバルITサービス「GNEXT」の販売を拡大する。

 「GNEXT」は、タイで展開しているクラウドサービス「Caliver」、データセンター設計・構築・運用サービス「GNEXT Facility & IT Management Service」、シンガポールの会計事務所と連携して提供するクラウド型会計システム「SuperStream-NX」などで構成されており、引き続きラインアップを強化する。今後は、現地法人の設立や現地企業向けの事業展開も視野に入れ、東南アジア事業の強化・拡大を進める。

 日立グループは、東南アジア地域などの新興国の開拓に力を入れ、2015年度に中国・アジア地域での情報・通信システム事業の売上高2000億円を目指している。