日立システムズ(高橋直也社長)は、日立製作所のネットワークストレージである仮想ファイルプラットフォーム「Hitachi Virtual File Platform(VFP)」を活用して、日立システムズのデータセンター(DC)に構築したストレージ環境に、VFPに保存した大容量のデータをインターネット経由で自動バックアップする中堅・中小規模企業向け「クラウドバックアップサービス」を6月1日に発売した。

 「クラウドバックアップサービス」は、バックアップデータ容量が1TBから利用でき、専用回線を必須とせずにインターネット回線を通じてデータを暗号化するので、安価な月額費用で利用できる。専用のバックアップソフトウェアが不要で、設定したスケジュールに従って自動的にデータがバックアップされ、バックアップ業務に関わる業務負荷を削減できる。

 国内外の複数拠点でファイルサーバーを分散管理しているユーザーでも、一元的にバックアップデータを管理することができる。バックアップデータは、堅牢な日立システムズのDC内で保管され、事業継続性を高める。日立システムズのBCP/BCMソリューションを併用することで、顧客の事業継続の取り組みをITサービスの観点からトータルにサポートできる。

 今後は、国内外を含む複数のDC間での相互データバックアップサービスやデータのレスポンスを維持しつつ、自社拠点に設置された実際のストレージ容量よりも大容量のデータを取り扱うことができる階層型のバックアップサービスの提供を予定している。

 価格は、初期費用が15万7500円/ユーザーから、月額費用が4万7250円/TBから。ネットワークストレージ(VFP50)が物理容量4TBで99万7500円/台から。日立システムズでは、主力事業として強化中のクラウドサービスの一つとして、日立グループのクラウドソリューション「Harmonious Cloud」の下、「クラウドバックアップサービス」を拡販し、15年度末までに累計2億円の販売を目指す。