SSLサーバー証明書発行を手がけるGMOグローバルサイン(中條一郎社長)とシステム構築事業のジェーエムエーシステムズ(JMAS、丸尾健司社長)が、Android端末向けクライアント証明書の分野で協業した。GMOグローバルサインのクライアント証明書サービス「マネージドPKI Lite」とJMASのAndroid端末用セキュリティブラウザ「KAITO for Android」を連携し、共同サービス「KAITO for GlobalSign」を7月に発売した。

 クライアント証明書とは、パソコンやスマートフォンなど、クライアント端末の身元情報を証明するセキュリティの仕組みをいう。GMOグローバルサインとJMASの共同サービス「KAITO for GlobalSign」は、OSにAndroidを採用しているモバイル端末を対象として、「KAITO」の端末にデータを残さないセキュリティブラウザ機能を、デバイスにクライアント証明書を簡単にインストールすることができる機能と融合させたものだ。「マネージドPKI Lite」の導入企業に向けて販売する。

 両社は共同サービスの提供で、社員が個人所有のモバイル端末を社内システムに接続するBYOD(Bring Your Own Device)の需要に対応する。JMASの企画営業部・企画第1グループの西森厚心氏は、「このところ、BYODの導入事例が増えている状況にあって、ユーザー企業はきちんとポリシーを決めて、端末のセキュリティ管理を強化する必要性を認識している」として、市場のニーズが旺盛とみている。「KAITO for GlobalSign」の事業展開に向けて、両社はユーザー企業のセキュリティ担当や経営層に対してセキュリティ強化の重要性を訴えるなど、啓発活動に取り組んでいく。

 GMOグローバルサインのグループ技術開発本部 サービス企画部の中條勝夫部長は、「今回の共同サービスは、グローバルで事業を展開し、世界各国でモバイル端末を活用するユーザー企業が重要なターゲットとなる。今後、英語化や中国語化を実現し、グローバル展開を推進しているユーザー企業のニーズに応えたい」としている。(ゼンフ ミシャ)