シナジーマーケティング(谷井等社長)は2010年10月にセールスフォース・ドットコムと業務提携した。ここへきて、その成果が現れ始めている。クラウド型CRM(顧客関係管理システム)の「Synergy!」と「Salesforce CRM」を統合するクラウド型マーケティングオートメーションシステム「Synergy!LEAD on Force.com」の販売が好調だ。

 シナジーマーケティングは、2011年2月、クラウド型マーケティングオートメーションシステム「Synergy!LEAD on Force.com」の提供を開始した。岡本亨・営業部西日本営業グループSynergy!LEADプロジェクト西日本チームリーダーは、「上半期だけで、すでに前期の受注件数を達成した。他のサービスと比べて、とくに早い立ち上がりで、トップクラスの伸びをみせている」と語る。

 全ユーザー企業のうち、セールスフォースの既存ユーザーが80%を占める。残り20%の新規ユーザーよりも製品の理解が早いので、商談の期間が短い傾向にある。メール配信や問い合わせフォーム作成といった機能に加えて、Cookieをベースにサイト訪問者のウェブアクセス情報を取得するウェブトラッキング機能を魅力に感じるユーザーが多いという。

 「Synergy!LEAD」は、「Synergy!」と「Salesforce CRM」のライセンスを合わせて提供するサービスだが、「Salesforce CRM」だけを販売する案件も少なくない。岡本プロジェクトリーダーは、「互いにビジネスに貢献し合う関係であるべきだと考えている」と説明する。

 今年5月には、不動産業界に特化し、モデルルームへの来場率、販売成約率の向上を支援する「不動産Synergy!LEAD」の提供を開始した。顧客情報の一元管理のほか、35種類の不動産専用のメールテンプレートや反響フォローメールなどを用意している。7月末時点で、40件程度の引き合いがあるという。(信澤健太)