ジュニパーネットワークス(マット・コロン社長)は、10月23日、サービスプロバイダ向けエッジルータの新製品「ジュニパーネットワークス MX2020/MX2010 3D ユニバーサル・エッジルーター」とエッジルータ向けハイパーバイザー「JunosV App Engine」を発表した。

 「MX2020」と「MX2010」は、共通のコンポーネントで構成したシングルシャーシのエッジルータで、「MXシリーズ」のハイエンドモデル。ジュニパーネットワークスの提供するネットワーク向けOS「Junos」と「Junos Trio」チップセットを搭載している。従来モデルの「MX240」「MX480」「MX 960]のラインカードをアダプタで接続して使用することができる。「MX2020」は20スロットを搭載し、80Tbpsまでの拡張に対応。単体で1000万戸の家庭へのHDビデオ配信を実現する。「MX2010」は10スロットを搭載し、40Tbpsまでの拡張に対応する。

 「JunosV App Engine」は、KVMをベースとしたサードパーティのアプリケーション開発を容易にするハイパーバイザー。既存のアプリケーションを「Junos」と連携するには、これまでSDK(ソフトウェア開発キット)を利用する必要があったが、これなしで仮想化プラットフォーム上での「Junos」向けアプリケーション開発ができる。

 新製品のエッジルータとハイパーバイザーを組み合わせることで、競合他社のソリューションと比べて、収益化までの期間を最大で69%短縮する。価格はいずれもオープン。

 発表会でマーケティング部の近藤雅樹統括部長は、モビリティ、クラウド、動画・コンテンツの拡大によって市場が変化していることから、「これからのサービスプロバイダには、『サービスの拡張による新たな収入源』『新規サービス展開のスピード』『急増するトラフィックに対応する拡張性』が求められる」と指摘。そのうえで、「新製品は、次の10年に向けた収益の最大化と拡張性を実現する」とアピールした。(真鍋武)

マーケティング部の近藤雅樹統括部長