日商エレクトロニクス(日商エレ、瓦谷晋一社長)とジュニパーネットワークス(ジュニパー、細井洋一社長)は、ジュニパー製品の導入コンサルティングや設計、構築、運用などを提供する新会社「ジェイネットワークイニシアティブ」を設立した。新会社は、2012年1月1日に営業を開始する。

 双日(加瀬豊社長)グループの日商エレは、1998年にジュニパー製品の販売を開始した。今回のジェイネットワークイニシアティブの設立は、ジュニパー製品のエンタープライズ(大手企業)/データセンター(DC)向け販売の強化を目指した取り組みだ。新会社は、スイッチやルータ、セキュリティなどのジュニパー製品の導入技術コンサルティングから、設置・工事・保守、技術トレーニングまで、統合サポートの提供を事業とする。

 ジェイネットワークイニシアティブの社長を務める牧野孔治氏(日商エレ取締役常務執行役員)は、「ジュニパー製品の販売は、これまでの事業形態では市場のスピードに応じられない部分があった。新会社を立ち上げて、迅速な事業展開を実現する。急激に拡大しつつあるDC市場を攻めたい」と意気込みを示している。

 ジェイネットワークイニシアティブは、東京・豊洲の日商エレの技術サービスセンター「NETFrontier Center」内にオフィスを構える。2012年度(12年12月期)の従業員数は約30人で、2016年度までにおよそ90人にする方針だ。出資比率は、日商エレが92%、ジュニパーが8%。

 米・機器メーカーのジュニパーが自ら販売網の構築に投資するのは、ジェイネットワークイニシアティブが世界初。ジュニパー日本法人の細井洋一社長は、「日商エレは、双日という有力な商社を親会社にもっている。合弁会社の設立によって、双日本体の営業力・技術力を活用でき、3社間のコラボレーションによる販売拡大に期待を寄せている」と語る。

 ジェイネットワークイニシアティブは、日本国内での事業活動にとどまらず、今後、アジア各国でのビジネスを展開。日商エレが今年8月にベトナムに設立した現地法人と双日の海外拠点とを連動させるかたちで、「双日グループとしての強みを発揮して、アジアのエンタープライズ/DC市場を開拓したい」(双日の野村昌雄産業情報部長)としている。

 ジェイネットワークイニシアティブは、2016年度の国内での売り上げ目標を11億円としている。(ゼンフ ミシャ)

左から:日商エレの瓦谷晋一社長、ジュニパーの細井洋一社長、ジェイネットワークイニシアティブの牧野孔治社長、双日の野村昌雄産業情報部長