NEC(遠藤信博社長)は、SAN対応ストレージ製品「iStorage Mシリーズ」のラインアップを強化し、Mシリーズの最上位機として、仮想化対応や拡張性にすぐれたミッドハイレンジモデル「iStorage M700」を、11月5日に発売した。順次、北米・南米・アジア・欧州でも販売を開始する予定。

 新製品は、NECの独自技術によるミッドハイレンジでの業界最高水準の処理性能と、ストレージ内データの自動最適配置を実現する。従来機に比べ、CPU数を2倍、内部バス帯域を4倍に強化して高速処理性能を強化。I/O(入出力)の命令を複数まとめて高速に処理するRAIDアクセラレータ技術を独自に開発し、ストレージ内部処理を多重化することで、従来の約3倍の性能を実現した。また、48個のホストポートを搭載し、ストレージ容量は従来の2.5倍となる最大2.2PBまで拡張することができる。

 さらに、アクセス頻度やデータの特性に応じて、自動的に最適な記憶領域にデータをブロック単位で移動させる「データ最適配置機能」(オプション)を提供。仮想化領域ごとに異なる性能(応答性能やバッチ処理性能)が必要な複数の特性を組み合わせるシステムで、ストレージの性能設計が難しい場合でも事前の設計や稼動後の性能チューニングに手間をかけることなく自動で最適化するので、運用効率が向上する。

 このほか、オプションで米国国防総省方式準拠のデータ完全消去に対応。ストレージを再利用するデータセンター事業者などでも、消去ミスによる情報漏えいのリスクなく、安心して使用することができる。税別価格は1765万円から。