NEC(遠藤信博社長)は、12月3日、ユーザー企業によるクラウド環境の導入に柔軟に対応するサービス・運用・ファシリティを備えた「NEC東京第三データセンター」でサービスの提供を開始したと発表した。

 東京第三データセンター(DC)は、クラウドサービスとハウジングに対応するハイブリッドな環境を提供する。クラウドの基盤は、多くの実績をもつNECのクラウドプラットフォームサービス「RIACUBE-V」で、ユーザー企業がクラウド環境を柔軟に、迅速に導入できるように支援する。また、NECの各種業務やビッグデータの分析などのアプリケーションも「RIACUBE-V」上に搭載し、クラウドのアプリケーションサービス(SaaS)として提供する予定。

 DC間ネットワークを使い、DCを一元的に運用・監視する統合運用監視センターで、高いスキルを有する専門要員が24時間365日の運用・監視を実施。サービス受託会社の内部統制に関する国際保証業務基準「ISAE3402」や米国保証業務基準「SSAE16」に準拠した受託業務(設備管理、入退室管理、システム運用など)の内部統制保証報告書を取得する予定。ユーザー企業は、この報告書を活用することによって、自社の内部統制対応業務を効率化できる。

 高い床耐荷重・電力供給・冷却能力によって、NECの「Express5800/SIGMABLADE」をはじめとするサーバーや、「iStorage Mシリーズ、HSシリーズ」などのストレージ機器、ネットワーク機器を高密度で実装・設置することができる。また、災害発生時には、災害リスクが極めて低い立地に都心から容易にアクセスすることができる。停電時には、冷却設備も含めて無給油で72時間以上給電する自家発電設備や、2回線受電方式(本線予備線受電方式)を含む冗長化した電源設備を設置している。

 さらに、サークルゲートや生体認証、ICカード認証、建物内外に設置された監視カメラ、24時間365日の有人警備によって、厳重な入退室管理を実施。セキュリティは、FISC発行の「金融機関等コンピュータシステムの安全対策基準」の設備基準に準拠している。このほか、最新の冷却システムで、建物全体の最大限のエコ対応を実施。こうした取り組みによって、都内で最高クラスのPUE1.4以下を実現する。

 DCのネットワークには、NECの強みである「ProgrammableFlow」を実装した「UNIVERGE PFシリーズ」を使用することで、効率よくネットワークを運用する。