EMCジャパン(山野修社長)は、1月31日、スケールアウトNAS「EMC Isilon」最新版の販売を開始したと発表した。企業内のITシステムに対応する機能を備えた。

Isilon X400

 最新版は、新たなOS「OneFS 7.0」と大容量HDDを搭載し、企業内システムに必要なセキュリティと、ビッグデータの保存・管理に必要なパフォーマンスを両立した。

 セキュリティ、データ保護、拡張性、仮想化環境への対応などの機能を従来OSより強化。とくに、改ざん防止機能の米国基準(SEC17a-4)への対応や、「VMware vSphere」のストレージ管理API「VASA」「VAAI」との統合サポートをスケールアウトNASとして初めて実現。これによって、スケールアウトNASを一般的なNAS用途で使うことができるようになった。

Isilon NL400

 HDDは4TBまで対応し、最大20.7PBの単一ファイル・システムを構成することができる。従来製品から容量あたりのラック搭載密度を30%向上し、消費電力を30%低減した。

 ラインアップは、最大メモリ容量192GBの「Isilon X400」と48GBの「Isilon NL400」の2種類。参考価格は「X400」が1445万7200円、「NL400」が1136万2200円。サポート契約済みの「Isilon」既存ユーザーは、無償で「OneFS 7.0」にアップグレードできる。

2013年の事業方針を説明する山野社長

 記者会見では、山野社長が2013年の事業方針を説明。クラウドサービスとビッグデータへの注力を前提に、「これまで大手企業を中心にIT環境最適化のコンサルタントを100社以上手がけてきたが、クラウド戦略の提案など、新たなニーズもあるので担当組織を拡大する。パートナー企業と連携し、中堅企業での採用拡大も狙う」と述べた。(本多和幸)