日立ソリューションズ(林雅博社長)は、液晶ディスプレイモジュールなどの開発・製造・販売を行うNLTテクノロジー(大井進社長)の基幹システムを刷新したと発表した。

 システム構築では、ハンドジャパン(徐華代表)と協業し、同社の親会社である中国のHANDが、 NLTテクノロジーのグループ会社である天馬グループに納入したERP「Oracle E-Business Suite」の中国仕様のテンプレートを適用し、日本の商習慣や顧客の要望を組み入れたカスタマイズを行った。システムは、2012年7月に稼働を開始している。

 NLTテクノロジーは、基幹システムの刷新にあたって、連結経営の効率化と短納期、コストミニマムを目的に「Oracle E-Business Suite」で構築することと、天馬グループに導入している中国仕様のテンプレートを適用することを計画した。中国仕様のテンプレートを日本の企業に適用するために、日本の商習慣に精通し、「Oracle E-Business Suite」の導入実積をもつ日立ソリューションズと協業し、システムの設計から構築、本稼動、運用までの全工程を行うことを決定した。

 日立ソリューションズは、HANDや天馬グループの情報システム部門と協力し、NLTテクノロジー特有の規則や業務、日本の商習慣を組み入れながら、少量の追加開発でテンプレートの適用を実現した。これによって、天馬グループの業務の進め方に適合しながらも、NLTテクノロジーの独自の業務にも沿った利便性の高い基幹システムを短納期で構築することができた。

 日立ソリューションズは、今後、これらのノウハウをもとに、ERP分野でHANDをはじめとする中国のIT企業との協業を推進することで、グローバル事業を展開する日本企業や中国企業向けソリューションを提供する。