レノボ・ジャパンとNECパーソナルコンピュータは、両社の持ち株会社であるLenovo NEC Holdings B.V.のロードリック・ラピン会長が会長の座を退き、レノボ・ジャパンとNECパーソナルコンピュータの社長に就任する人事を発表した。6月28日付けで実施する。

 レノボ・ジャパンの渡辺朱美現社長は退任、NECパーソナルコンピュータの高塚栄現社長はNECパーソナルコンピュータ相談役(エグゼクティブアドバイザー)に就く。2008年10月から12年3月までレノボ・ジャパンの社長を務めたラピン氏が、1年強でトップに復帰することになる。人事の理由について、詳細は明らかにしていないが、トップの統合による意思決定のスピードアップが狙いと考えられる。

 Lenovo NEC Holdings B.V.は、11年7月にスタートした「レノボ×NEC」パソコン連合の利益向上が最重要課題。この1年、レノボ・ジャパンとNECパーソナルコンピュータのオフィスを統合するなど、両社の共同体づくりに取り組んできた。トップの統合によってさらに一体感を強め、シェア拡大と収益率の向上を図る。

 ラピン氏は、「今回の人事によって、日本市場での戦略をグループ全体で包括的に立案し、効率的なマネジメントが可能となる。経営のスピードアップによって、パソコン市場でのリーダーの地位を強化する。さらに、タブレットを含めた『PC+(プラス)』市場でもシェアを拡大していきたい」とコメントしている。(ゼンフ ミシャ)

12年7月に記者会見で登壇したロードリック・ラピン氏。1年強でレノボ・ジャパンの社長に戻る