NECとレノボ・ジャパンがパソコン事業で戦略提携し、2011年7月1日付けで合弁会社のLenovo NEC Holdings B.V.を立ち上げてから1年。Lenovo NEC Holdings B.V.のロードリック・ラピン会長は、7月4日に東京・六本木で開催した記者会見で、ジョイントベンチャー発足からの業績をアピールした。

 ラピン会長は、「2012年度、NEC レノボ・ジャパン グループとして、前年度から出荷台数を6%、売上高を11%伸ばすことができた。マーケットシェアは26.4%に拡大し、目標値として掲げている30%に着実に近づいている」と自信をみせた。利益については言及しなかったが、NECパーソナルコンピュータの高塚栄社長は本紙に対して「見込んでいたレベルは達成している」と述べた。

 Lenovo NEC Holdings B.V.は、今後の事業拡大に向けて、NECとレノボのリソースをより緊密に融合してシナジー効果の発揮を加速。今秋には、NECブランドの法人向けパソコンを中心に生産する「NECPC 米沢事業場(米沢工場)」で、レノボ「ThinkPad」のコンシューマ向け機種のパイロット生産を開始する。ラピン会長は、「日本市場のニーズを慎重に見極めて、米沢工場での「ThinkPad」生産を継続するかどうかを決めたい」としている。(ゼンフ ミシャ)

Lenovo NEC Holdings B.V.のロードリック・ラピン会長