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<WPC 2013>米マイクロソフト、二つのパートナー向け販売プログラムを発表、タブレットと「Office 365」拡販

2013/07/09 18:34

【ヒューストン発】米マイクロソフト(スティーブ・バルマーCEO)は、現地時間の7月8日、「Microsoft Worldwide Partner Conference 2013(WPC 2013)」で、二つの新たなパートナー向け販売プログラムを発表した。

 初日の基調講演で、タミ・レラーWindows担当CMO兼CFOが発表した新販売プログラムは、「TouchWins」と「Microsoft Office 365」の販売プログラム「Office 365 Open」の内容拡充。

新販売プログラムを発表したタミ・レラーWindows担当CMO兼CFO

 「TouchWins」は、「Windows 8 Pro」搭載のパソコンやタブレット端末など、マイクロソフトが定めた端末を認定ディストリビュータまたはリセラーが販売したとき、インセンティブを支払うもの。

 一方「Office 365 Open」は、対象のライセンスを拡充。これまで「Office 365 Open」では、中堅規模向けのライセンスだけが対象だったが、新たに大規模向けや最上位バージョン、教育機関と政府機関向けのライセンスも対象にした。企業の規模や業種を拡大することで、複数の販売パートナーが売りやすいようにした。

 「WPC 2013」では、デバイスとクラウドを中心としたサービスの拡販を強く訴え、このコンセプトのなかで「Windows 8」と「Office 365」は戦略商品の位置づけにある。世界160か国からパートナーが集まるイベントで告知することで、パートナーの販売意欲をかき立てて拡販に結びつける。(木村剛士)

会場には世界約160か国から1万6000人が詰めかけた

<Worldwide Partner Conference 2013(WPC 2013)レポート>
米マイクロソフト、二つのパートナー向け販売プログラムを発表、タブレットと「Office 365」拡販

<昨年の「WPC 2012」レポート>
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外部リンク

日本マイクロソフト

「Microsoft Worldwide Partner Conference 2013」