日立製作所(中西宏明社長)は、7月11日、製品・サービスと社会イノベーション事業を紹介する「Hitachi Platform Solutions World 2013」セミナーを開催した。テーマは、「日立とつくろう!次世代のITプラットフォーム」。

 冒頭、情報・通信システム社執行役員の和田宏行プラットフォーム部門COOが、「日立グループは、『スマート』『ビッグデータ』『クラウド』『セキュリティに』力を入れている。その4分野で、今後さらにサービスを充実させていく」と挨拶した。

和田宏行プラットフォーム部門COO

 基調講演では、デザインコンサルティング会社のZIBAの濱口秀司戦略ディレクターが、「ビジネスイノベーションと日本 ~日本のイノベーション力が本来最強であるその理由~」と題して、イノベーションが生まれる方法、日本の課題や強みなどを語った。濱口ディレクターは、まず「『見たこと・聞いたことがない』『実行可能』『反対や賛成を含めて議論を生む』の三つがイノベーションの要素」と述べたうえで、「バイアス(先入観)を視覚化して壊すことでイノベーションが生まれる」と説明。日本は、バイアスの視覚化などのプロセスを知らないほか、フレームワークをつくるのが苦手で、「イノベーションが生まれにくい」と指摘しながら、「ただし、日本人の感覚は世界的にもユニークで、これは強力な武器」と訴えた。

ZIBAの濱口秀司戦略ディレクター

 主催者講演では、情報・通信グループ情報・通信システム社の塩塚啓一サービス部門CEOが、企業を取り巻く環境が劇的に変化しているなか、「ITプラットフォームの提供や活用の経験、日立グループ各社によるビジネスの経験を生かしながら、社会イノベーション事業でお客様に応えていく」とアピールした。(佐相彰彦)

情報・通信システム社の塩塚啓一サービス部門CEO