インターネットイニシアティブ(IIJ、勝栄二郎社長)は、7月31日、SAP Business Suiteの基盤としてクラウドサービス「IIJ GIOサービス」を利用する顧客に対して、クラウド環境へのSAP BASIS導入・運用を支援するソリューション「IIJ GIO for SAPソリューション」の提供を開始した。

 「IIJ GIO」でSAP Business Suiteを利用するための基盤を提供し、構築・運用を支援するソリューション。「クラウド基盤」「導入構築支援」「監視・運用」の三つの要素で構成する。

 「クラウド基盤」は、仮想サーバー、専有サーバー、顧客専用のVMware仮想化環境を構築する仮想化プラットフォームを提供。顧客は、SAPシステムの基盤にIIJのクラウドサービスを利用することで、アセットレスで高度なスケーラビリティをもつSAP環境基盤を構築することができる。従来のパブリッククラウドでは実現できなかった顧客資産の持ち込みやWAN(専用線、IP-VPNなど)の直収にも対応し、SAP Business Suiteの本番環境に求められる高性能なサーバーとネットワーク構成をサポートする。

 「導入構築支援」は、移送管理設計、ユーザー管理設計などのSAP BASISの構築をはじめ、バックアップ構成、高可用性システム構成、災害対策などのインフラ構築など、IIJ GIOのクラウド基盤でSAP Business Suiteを利用する際に求められるさまざまなニーズに対応する。新規導入やオンプレミスから「IIJ GIO」へSAP環境を移行する顧客に対して本番環境サイジングを無料で実施するなど、各種構築支援サービスを提供する。

 「監視・運用」は、2012年10月から提供している「IIJ GIO統合運用管理サービス」をSAPソフトウェア向けに拡張したもの。SAP BASIS向けの監視機能を追加し、SAPソフトウェアを支えるSAP BASIS、データベース、インフラ運用を提供する。「IIJ GIO」に加えて、オンプレミスで構築したシステムと連携したハイブリッド・クラウド環境でも一元的にシステムを監視・運用する。

 IIJは、「IIJ GIO for SAPソリューション」を含むSAP関連ビジネスで、15年度に売上高10億円を目指す。