インターネットイニシアティブ(IIJ、勝栄二郎社長)は、7月30日、大量の動画ファイルをクラウド上で手軽にフォーマット変換するソリューション「IIJ GIOクラウドトランスコードパッケージ」の提供を開始した。

 これまでIIJが放送局などへ提供してきたトランスコードシステム運用の実績をパッケージ化して提供するソリューション。従来、トランスコードシステムの多くはソフトウェアで提供されていたが、「IIJ GIOクラウドトランスコードパッケージ」は、クラウド上のサーバーとソフトウェアをパッケージにして、月額課金で提供。動画配信事業者は、トランスコード処理にかかる設備コストや外注コストを大幅に削減できる。

 米Capella Systemsが開発したソフトウェア「Cambria FTC」を採用し、クラウドサービス「IIJ GIOサービス」上で顧客に提供する。「Cambria FTC」は、映像配信の専門家から評価されているトランスコード用のソフトウェアで、編集後のApple ProRes、Canopus HQなどのフォーマットをFlash Video、HLS、 MPEG2-TSやアクトビラビデオなど、多彩なフォーマットへ変換できる。今後、H.265などの新しいフォーマットにも対応する予定。

 「IIJ GIOクラウドトランスコードパッケージ」では、対応するフォーマットや処理する映像の本数を顧客にヒアリングし、IIJの技術者が最適なシステム構成を提案。顧客は自社でサーバーなどの機器を準備する必要がなく、利用するタイミングで必要な量のシステムリソースをクラウド上で確保し、トランスコードを行うことができる。

 IIJは、8月8日から開催される第95回全国高校野球選手権記念大会を放送する朝日放送に「IIJ GIOクラウドトランスコードパッケージ」を提供する。