インターネットイニシアティブ(IIJ、勝栄二郎社長)は、7月4日、損害保険ジャパン(損保ジャパン、櫻田謙悟社長)グループ各社共通の業務システム基盤を、「IIJ GIOコンポーネントサービス 仮想化プラットフォーム VWシリーズ(IIJ GIO仮想化プラットフォーム VWシリーズ)」で構築したと発表した。すでに今年2月にシステムの移行を開始しており、順次グループ会社への展開を進めていく。

 損保ジャパングループでは、これまで各グループ会社が個別にシステムを構築していたが、各グループ会社で同一のシステムを利用する場合のネットワークの複雑化や費用の増大を回避し、事業継続性の確保やセキュリティレベルの平準化を目的として、社内システム共通基盤をクラウドサービスで構築することを検討。「IIJ GIO仮想化プラットフォーム VWシリーズ」の導入を決定した。

 「VWシリーズ」によって、自社で構築するよりも大幅にコストを削減できるほか、セキュリティ、ITガバナンスやコスト削減の点から損保ジャパングループのシステム戦略の実効性が向上する。自社でアセットをもたず、クラウド上に各グループ会社の基幹業務システムを移行することは、損保業界初の先進的な取り組みとなる。

 業種が多岐にわたる各グループ会社では、必要な業務システムもさまざま。「VWシリーズ」は顧客側でクラウド基盤上に自由にシステムを設計・構築でき、各グループ会社での円滑にシステムを移行できることも、IIJを選定した大きなポイントとなった。また、損保ジャパンはすでにIIJのセキュリティサービスを利用しており、サービス品質、システムの信頼性を高く評価していた。